決断

特に何かを書くわけでもないけど書きます。

 

現代思想の潮流をともかく理解するために、最近これを読んでいる

https://www.amazon.co.jp/%E6%A6%82%E8%AA%AC-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%83%BB%E6%80%9D%E6%83%B3-%E5%B0%8F%E5%9D%82-%E5%9B%BD%E7%B6%99/dp/4623061108

 

『概説 現代の哲学・思想』という本だが、しっかりとした読み方をしないと何を言っているのかわからないので、ひとまず第一章を読んでみることにした。一番初めに出てきたのがショーペンハウアーで、次にニーチェ、ベルクソンである。

自分はニーチェの思想は2年位前に勉強する機会があって一回だけ勉強したことがある。その中で一人では全く理解できなかった『道徳の系譜』を読書することがあって読んだのだが、「神は死んだ」の言葉の凄みは未だに凄みを感じる。

 

ニーチェの何が印象に残るかって、日本語訳しか読んだことの無い自分の価値はないのだが、本の中で何度も「!(つまりエクスクラメーションマーク)」を使ってくることだろう。ニーチェを紹介する本とか大体これを使ってくる気がする。なぜここまで劇場的な文章を作り上げてきたのかは本人の察するところのみだが、そこには「神が死んで」、絶対が失われた完全な相対主義的世界の中で自分の立ち位置を明確にすることを強く主張したかったのだろうと察する。

 

おおよそ現代の人間にも同じことが言えそうな気がしてならない。インターネットによる社会形成は従来の許されていた倫理を破壊し、新たなリテラシー能力を世間に対して提示した。その中で自分の正しいよりどころが分からなくなった人間が多く発生してしまった。ニーチェの言葉はまさにそのようなさまよう人たちを強く肯定するような立場だったのかなと思う。『超訳 ニーチェの言葉』が大ヒットし、『ニーチェ先生』がテレビドラマ化したり(関係があるのかどうかは不明だが)、少なくともニーチェの示していた言葉は現代の「決断主義」の流れを形成した一つのものだったかもしれない。

 

そう思う4月。